火事場の安否確認

-- 刑事さん、あの人です。--

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Virgula Sana

 WF2017冬に出品した新作です. Virgula Sanaさん.
 いつもどおり1/12スケールですが,長身の設定なのでベースを含む全高で17cmほどあります. 名前はつくった本人も読めません. 「Virgula」 はラテン語で 「ウィルグラ」 と読むようです.「グ」にアクセント. 英語では 「ヴァーグラ」 でよいんでしょか.



 半年前の時点で,この冬のネタには元々別のものを考え始めていたのですが,そのタイミングで2004年以来初のWF落選を喫しまして,自力でのWF参加ができなくなってしまいました. 困っていたところへブース間貸しの手を差し伸べてくれたデコマスラボの広瀬さんと話し,せっかくだからコンセプトを合わせて展示しよう,と 「アメコミ風」 なる共通テーマを決めました. 広瀬さんがヒーローを,私がヒロインを担当することになったのですが,その後,ふてね体はキャンセル待ちによる復活当選を果たし,一方で広瀬さんは不測の他業務に忙殺され,フタを開けてみれば,ヒロイン一人だけがふてね体の卓上に佇立することとなったのでした.

 アメコミにさっぱり疎い私が,ともあれ手探りで最初に描いたイメージ図がこちら.


 その進化系. 今思えばなぜ地下鉄なのか. ここから粘土を弄り始めました.


 粘土作業時のノリで変更された部分を原型完成後に反映したもの.


 完成した原型.





 完全にシンメトリな仁王立ちを考えていたのですが,あまりにも芸がないので少しずつ崩しています. 左右の足をやや前後にずらし,首を僅かに傾けて視線を斜め上へ. 両手も元々はボディビルのラットスプレッド (名前を今知った) のように手の甲を上にして握り拳を腰に当てるつもりでしたが,若干脱力してラフな具合にしました.
 解剖学の見地からは,医療関係者であるふてね体メンバーに 「そもそも私の左鎖骨フェチは20年前,平壌への家族旅行で (略)」 などの実際的な監修を受けています.
 
 原型作業と並行して,キャラの設定を捻り出すことにも延々と悩みました. 毎回オリジナルキャラを考えるたびに同様の苦しみを味わうわけですが,共作となれば,後から説明する必要を生じる可能性が普段より高いかもしれないと思ったりして,いつも以上に苦しい羞恥心との戦い.

【Virgula Sana 設定概略】
 むかしむかし,アメリカに発育のよい捨て子がおりました. 孤児院に引き取られた彼女は,少なくとも体格面ではすくすくと育ちましたが,ある日,長く連れ添った唯一の親友が,不用意に裏社会と関わったことでぶっ殺されてしまいます. 復讐を誓った彼女は,自らも地下へと潜行し,肉体と頭脳を激しく鍛錬しながら闇家業に従事. その傍らで事件の真相を追う日々を送りました. 数年後,ついに親友の仇を突き止め,当該ファミリーの殲滅を果たしますが,そのことで彼女はより大きな存在から狙われる身となってしまいました. にっちもさっちもゆかなくなった彼女は,折しも一連の行動に注目して接触してきた公安当局との大人の事情的取り引きに応じて改造手術を施され,うちゅう最強の強化人間として装いも新たに生まれ変わります. そのときに使われた技術こそ,太平洋戦争中の日本陸軍で進められていた人間兵器計画 (サナ計画) を起源とするものでした. 敗戦によって,極めて非人道的な研究の実態を連合国に暴かれ,戦犯として訴追されることを恐れた日本の当事者たちは,研究成果の提供と引き換えに,自分と家族の生命ならびに財産の保護を求め,GHQ登戸出張所の応接室で存分に失禁するパフォーマンスを見せつけました. 我が合衆国では,こうしてゲットした超貴重な成果を,だいとうりょう直属の研究チームが連綿と引き継ぎ,こんにちまで秘密裏に開発を続けていたのです. 「サナ」 という計画名は,日本神話の怪力の神,天手力男命が天降ったとされる佐那の地に由来します. 胸の左三つ巴は佐那神社の社紋であり,「Virgula」 はラテン語で 「巴」 を表します.
 物心ついてこの方,孤独で過酷な環境を生き抜いてきた彼女は,人間らしい普通の女の子的バランス感覚を取り戻したいと切に願っています. 背中に 「友達募集中」 の文字を縫い付け,亡き親友の冥福を祈り,不必要に乳首を勃起させながら,今日も悪をバッタバッタと殺害する多忙なヒロイン人生を送るのでした. [おわり]

※ 2017年,大ブレイクの予感がするVirgula Sanaクンへのファンレターは編集部まで!



 原型完成後,試しに各部の寸法を測ってみました. 原寸大に換算した数字を載せておきますから適当に興奮してください. 体重については,体の組織を置き換えたりしてるであろう都合上,生身の人間より2割ほど重たい模様.

・身長:178cm
・体重:119kg
・胸囲:107cm
・腹囲:72cm
・腰囲:103cm
・上腕屈曲囲:41cm
・大腿囲:79cm



 ベースをどうするかは悩みました.キャミィと同じマンホールでは変化がないし,ちょっと調べてみると,アメコミフィギュアってしばしばよく分からんオブジェ的なものの上に立っており,キャラ名もそこに彫り込まれていたりします. あまり凝ったオブジェを一から妄想してつくる時間や気力や才能には恵まれず,漠然としたイメージをモヤつかせながらハンズをウロウロした結果,DIYフロアで使途不明のパーツを見つけて購入. そこへ家に転がっていたスピーカ用インシュレータと,かつて大学院で研究に使った余剰部材を積み上げ,スカルピーで字をつくってベースとしました. お手軽な工作の手間を考えればそれなりのものになった気がします.



 配色は見本を塗る直前まで決めていなかったのですが,60-70年代あたりのレトロメリケン色をイメージしてみたら,小中学生の頃に大好きだったGT40のガルフカラーが思い浮かびました. 実車を見たことはありませんけども,近年のガルフカラーよりも彩度が低い印象を持っていたので,そのように塗っています.
 背中の巨大なジッパープル (という名前を初めて知った.チャックを開け閉めするツマミ) だけは当初から色が決まっていて,これは日本陸軍由来の国防色に金の五芒星です.

 塗装検討の図.


 完成した塗装見本.





 顔を塗ったら無闇にかわいくなったので,作った本人が気に入って同じような写真ばかり3兆枚くらい撮りました. ツイターにも載せましたが,手持ちの単焦点レンズをほとんど動員する始末.

 いつものマクロプラナー50mmF2.



 ズミクロン50mmF2.



 テレエルマリート90mmF2.8.



 ズミルックス35mmF1.4.



 エルマリート28mmF2.8.



 全て開放で撮っていて,それぞれに特徴的な写りですが,寸評はツイタ―に書いたのでここでは割愛です. 個人的にはズミクロン50とテレエルマリートが好印象. 画角としてはエルマリート28も好き.

 複製にあたって型が3個になったため,大抵2型で運用するいつもに比べて1.5倍の時間がかかり,歩留まり100%ながら1stロットは20個に留まりました. 塗装見本と広瀬さん提供分を除いた18個を幕張へ持ち込み,完売までちょうど1時間. 毎度ニッチなネタですが,これまでのオリジナルの中では善戦したと思います. まことにありがたいことでした.
 次回も再販予定ですし,時間を見て通販用にも追加生産したいと考えています. ヤマダさん同様,爺の小便のごとくダラダラと貰われ続けるとよいなあ.




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  1. 2017/02/24 (Fri) 00:04:19|
  2. - 021 Virgula Sana
  

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